歯並びの悪い状態を「不正咬合」と呼んでいます。
その状態によって原因も異なるため次のように分類しています。
(1)上顎前突
下の歯に比べて上の歯が前に出ている状態です。
顎の成長(上顎が成長し過ぎている、下顎の成長が小さい)のアンバランスによるものや、顎の成長は問題ないが指しゃぶりや舌の癖で歯が前に出ている等の原因があります。
(2)下顎前突
上の歯に比べて下の歯が前に出ている状態です。
顎の成長(下顎が成長し過ぎている、上顎の成長が小さい)のアンバランスによるものや、顎の成長は問題ないが歯の角度が悪く下の歯の方が前に出ている等の原因があります。
(3)開咬
普通に咬みあわせた時に奥歯は咬みあうが、前歯が咬みあわない状態。
前歯で物を咬みきることが出来ず、奥歯に負担がかかりやすいです。
指しゃぶりや、舌の癖、口呼吸等が原因となります。
(4)叢生
歯がでこぼこしていたり、隣の歯と重なり合っている状態です。
歯が大きい場合や、顎が小さいために歯が生えるスペースが足りないことが原因になります。