口周りの怪我と言えば、唇や頬の内側の粘膜、舌などが思い浮かびますよね。 特に子供が舌を噛んだとき血が止まらないことがあると思います。 止血するときは口の中で舌を押し当てて傷の部分を押さえつけるようにするか、きれいなガーゼを使って舌を包むようにして手で10~15分程度圧迫しましょう。 歯磨きでは、歯磨き粉をつけると傷む場合は何もつけずに歯磨きます。
もう一つ怪我をしやすいのが 上唇小帯(じょうしんしょうたい)と呼ばれる部分です。 上唇の裏と上前歯の歯茎を繋ぐようにある細い筋のことで、子どもはこの部分が太く、成長するに従って小さくなっていきます。 子どもの上唇小帯はとても切れやすく、歯が当たらなくても顔をぶつけた衝撃で傷ついてしまうこともあります。 特に歩き始めたばかりの子は歩き方も不安定で、ころんだ時に顔をぶつけやすいですよね。 歯が生えていなくても、ぶつけた衝撃で切れた上唇小帯から出血することがあります。 上唇小帯から出血した場合は、上唇の上から押さえて止血します。 なかなか止まらないようであれば、歯医者でみてもらうようにしましょう。 子供が怪我をしたとき あわてずに落ち着いて行動することが大切です。