口呼吸がもたらす悪影響
1.とにかく顔が老ける!
口呼吸をしている人は、常に口がポカンと開いているのが特徴です。それによって、表情菌を動かす口輪筋、口角や上唇を引き上げる大口頬筋・小口頬筋、口角を横に引っ張る笑筋などが衰え、フェイスラインがたるんだり、ほうれい線が出てきたり、二重あごになってしまうという恐ろしい結果が待っています。常に口を閉じておくだけでも、顔のエクササイズになっているんですね。
2.アデノイド顔貌:口が出っ張り、顎が退化
アデノイドとは、喉・鼻の奥にあるリンパ組織です。幼少期はアデノイドが肥大し、気道が狭まり息苦しくなる人が多いとされています。その結果口呼吸になると、特徴的な顔つきが見られるように。これは、幼少期以外の口呼吸が原因である場合も含め、アデノイド顔貌と呼ばれます。
アデノイド顔貌の主な特徴
○口が突き出て、顎が引っ込んでいる:横顔が特徴的
○たらこ唇
○上あごの前歯が出ている
○顔が面長
3.健康に悪い!:風邪、集中力の低下、喘息等々
鼻呼吸で吸い込む空気は、鼻の気道を通ることで埃などの異物が除去され、温度が上がり、湿度を蓄えた上で体内に入ります。反対に、口呼吸で取り入れる空気は冷たく、乾燥している上に埃やウイルスなどが含まれているため身体に良くありません。口呼吸をしている人は、こうしたことが原因で知らず知らず風邪や喘息などにかかりやすくなっているのです。また、鼻呼吸のほうが取り入れられる酸素の量も多く、口呼吸の人は集中力が低下しやすいとも言われています。