こんにちは(*´∇`*)
暗くて狭いお口の中。自分では見にくいですし、普段じっくりと観察することはあまりないですよね。何だか痛みを感じるな、そう思った時に初めて覗いてみる、なんて方も少なくないのではないでしょうか。
ふと口の中を見た時に、「あれ?何だか白くなっている…?」「口の中が痛いのだけれど、口内炎とは少し違う気がする…」こんなことがあったら、もしかしたらそれは、「口腔カンジダ症」かもしれません。
口腔カンジダ症は、口腔内に存在する常在菌“カンジダ菌”という真菌(カビ)による口腔感染症です。これは、約100種類あるカンジダに属する真菌のうち、カンジダ・アルビカンスという真菌(カビ)が起こすと言われています。その病原性は弱く、健康な場合に発症することはあまりありません。
口腔カンジダ症は、口腔内に存在する常在菌“カンジダ菌”という真菌(カビ)による口腔感染症です。これは、約100種類あるカンジダに属する真菌のうち、カンジダ・アルビカンスという真菌(カビ)が起こすと言われています。その病原性は弱く、健康な場合に発症することはあまりありません。
口腔カンジダ症のメカニズム
ここまでで、口腔カンジダ症は“カンジダ菌が原因”ということはもうお分かりいただけましたね。
しかしカンジダ菌は口腔内常在菌で、健康な時にも存在しています。
「え?じゃあ気が付いていないだけで、私も口腔カンジダ症だったりして!?」なんて思った方はいませんか?
その心配はありません。健康な時はカンジダ症を発症しないのです。
それではなぜ口腔カンジダ症になるのでしょうか?ここではそのメカニズムについて見ていきましょう。
口腔常在菌であるカンジダ菌は、普段は他の菌とのバランスを保って増殖しないようになっています。しかし、免疫力が低下するなど体が菌に感染し易い状態になったり、常在菌間のバランスが崩れたりする(=菌交代現象:抗菌薬を使用した場合に他の常在菌が減少し、抗菌薬が効かないカンジダ菌が生き残ってしまう)と異常に増殖し、病原性を示すようになります。こうして発症するのが「口腔カンジダ症」です。
また、このようにして起こる感染症を「日和見感染症」(=免疫力が低下したときにかかる 、様々な感染症のこと)と言います。