Tips

豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
スタッフブログは移転しました。→新スタッフブログ

今回は『舌』についてお話ししたいと思います。

舌は味を感じる役割や、食べ物と唾をまぜあわせて消化を助ける役割、飲み込むのを助ける役割など食事をする時にとっても大事な存在です。

舌には味を感じる『味蕾』という細胞の集まりがあります。

この味蕾は舌の先、根元、根元付近の左右横の部分にあり、甘み・苦み・酸味・塩味・うま味を感じる事ができるのです。

味はこの4か所すべてで感じる事が出来ますが部位によって味蕾の量が違い、苦み⇒舌の根元、 酸味⇒左右横の部分、 甘み・塩味⇒舌先で主に感じることができます。この味蕾のおかげで食事を美味しく感じる事ができているんです。

舌の表面には約5000個の味蕾があると言われています。舌以外にも上あご(口蓋)や咽頭の上皮にもあります。すべてあわせると8000~10000個の味蕾になります。
味蕾は舌の上に絨毯の毛のようにびっしりと生えています。
この間に食べかすや口腔内の細菌、粘膜が剥がれたカスなどが溜まり、口臭の原因になってしまいます。
この汚れたちを取るために舌みがきと言うものがあります。口臭予防やおいしく食事ができるように、と舌の上を磨く目的で行うのですがやり方を間違えてしまうとこの味蕾を傷つけてしまい逆に味を感じられなくなってしまったり、口臭がきつくなってしまうこともあります。
できれば舌磨き専用の道具で10回程度舌の上を軽く撫でるだけでオッケーです。