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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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『つば』は通常当たり前に口の中で分泌されるものですがいくつかの原因で分泌が少なくなってしまうことがあります。

つばは自律神経から唾液腺にサインが行き、血液を元に作られます。
簡単に言うと、唾液が酸くなる原因として
●自律神経の問題(ストレス・更年期障害・精神疾患)
●唾液腺の問題(シェーグレン症候群、唾液腺腫瘍、唾石症)
●血液の問題(糖尿病、甲状腺機能障害、腎疾患、薬の副作用)
などが考えられますが、そのほかにも

●服用薬の副作用の問題
も関係してくることがあります。ですが、服用薬は身体のために必要なものです。勝手に服用を中止する事がないようにしましょう。

唾液が減ってきたな、と感じる際に原因の特定には、唾液量の測定、唾液腺の画像審査、血液検査などいくつかの検査が必要になります。

また、唾液が少なくなる病気として『シェーグレン症候群』があります。
シェーグレン症候群は免疫の病気です。免疫は身体の外から進入してくるものに対し攻撃して身体を守る役割があります。
ですがシェーグレン症候群はこの免疫が自分の唾液腺や涙腺を攻撃対象として攻撃をしてしまう病気です。
結果、唾液腺に障害が起きてしまい唾の量や、涙の量が減ってしまうのです。