歯みがき(歯磨剤)は日本薬事法により「化粧品」と「医薬部外品」の2種類に分類されます。基本成分だけでできているものを「化粧品」といい基本成分に薬用成分が加えられているものを「医薬部外品」といいます。日本で市販されている歯みがきの90%は「医薬部外品」です。そのうちの約80%にフッ素が配合されています。
基本成分として
清掃剤(研磨剤)
働き:歯の表面を傷つけずにプラークやステインなどの歯の表面の汚れを落とす。
主成分:リン酸水素カルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、炭酸カルシウム
●湿潤剤
働き:歯磨剤に適度の湿り気を与える。
主成分:グリセリン、ソルビトール
●発泡剤
働き:口中に歯磨剤を拡散させて洗浄し、汚れを除去する。
主成分:ラウリル硫酸ナトリウム
●粘結剤
働き:粉体と液体成分とを結合させ、保型性を与えたり、適度の粘性を与える。
主成分:カルボキシメチルセルロスナトリウム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン
●香味剤
働き:香味の調和を図る。爽快感と香りをつけ、歯磨剤を使いやすくする。
主成分:サッカリンナトリウム、メントール、ミント類
●保存料
働き:変質を防ぐ。
主成分:安息香酸ナトリウム
歯磨き粉にも色々な成分が入っているので
自分に合ったものが選べるといいですね。