ホワイトニングの効果が出やすい歯と出にくい歯がある。
ホワイトニング剤は歯の表面を覆っている「ペリクル」を一時的に除去して歯のなかに入り込み、変色の原因物質を白くしていきますが、作用は大きく分けて2つあります。
1つは、歯の有機質や無機質と変色の原因物質との結合を切り離すこと。2つは原因物質の分子を細かくきり、バラバラにすることで変色を目立ちにくくすることです。
暖色系と寒色系と比べると、暖色系の変色歯のほうがホワイトニング効果は目立ちます。これは、変色の原因物質を脂肪量に例えてみるとわかりやすいでしょう。
脂肪量が多い(変色原因物質の分子量が大きい)、太った人(暖色系の変色歯)は、少し痩せる(色が変わる)だけでもダイエット(ホワイトニング)効果が目立ちますが、脂肪量が少ない(変色物質の分子量が小さい)痩せている人(寒色系の変色歯)は少し痩せても目立たないというわけです。
さらに縞模様がある場合もホワイトニングの効果が出にくいと言われています。