お口の中は誰でも健康な状態でいたいものですね。歯などは痛みやしみる症状などで自分でも状態を把握しやすいですが今回は見落としがちな歯肉の健康状態のチェックについてご紹介したいとおもいます。
まず…
①色⇒色は薄いピンク色(サーモン色)が理想とされます。歯肉に炎症が起こると赤くなってきます。また、タバコを吸われる方は血流が悪くなるのと、メラニン色素の沈着により紫がかった色になってきます。
②弾力⇒ピンと張りのある状態が理想です。歯肉に炎症が起こるとぶよぶよとしてきます。
③形⇒歯と歯の間に入り込み、きれいな三角形をしていることが理想です。かたく引きしまっている状態です。炎症を起こすと歯と歯の間の形は赤く丸みを帯びてきます。
④出血⇒健康な歯肉は通常の状態や歯磨きくらいでは出血しません。少しの刺激(歯磨きのとき、食事のとき、何もしていないとき)にたびたび出血するようであれば炎症が起こっているサインかもしれません。
⑤スティップリングがある⇒スティップリングとは健康な歯肉にのみ見られるもので歯肉の表面にみかんの皮のようにブツブツとした形で見えます。炎症を起こすとこのスティップリングは消失します。
歯肉の健康に欠かせないのはブラシング(歯磨き)でプラークを溜めないこと。軽度の炎症であればブラシングで改善することが可能です。ごしごし力任せに歯磨きをするのではなく、歯と歯肉の境目をやさしくマッサージするように磨くようにしましょう。