唇や頬の内側の粘膜、舌などにできてしまう口内炎。たいていは2週間を目安に少しづつ治っていくものですが、2週間たってもなかなかよくならなかったり、頻繁に繰り返しできてしまう場合何らかの大きな原因がある場合があります。
全身的な病気の疑いが考えられる場合があります。
●ベーチェット病⇒原因不明の自己免疫疾患のひとつです。運動麻痺、痴呆、血便などの症状も出たり、最悪は失明にいたるケースもあります。このベーチェット病の初期症状のひとつに頻繁に繰り返す口内炎、目のかすみ、痛みがあります。
●糖尿病⇒糖尿病は合併症を引き起こしやすい病気です。こちらも重症化すると脳梗塞や心筋梗塞など引き起こしてしまう可能性があります。こちらも初期症状で口内炎が繰り返し起こることがあります。
●自己免疫疾患⇒関節リウマチ、バセドウ病、シェーグレン症候群などの免疫が過剰に反応することで起こる病気です。こちらも繰り返す口内炎が症状のひとつとしてあげられます。
いずれも全身的な病気であり、もし かかっていた場合、早期の治療が必要になります。
なかなか治らない口内炎、頻繁に繰り返す口内炎、などがあったら一度内科の受診をしてみてからだの状態を調べてみることも大事です。