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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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舌にピリピリする痛みが感じられる場合、原因は大きく分けて2つあります。

ひとつは被せ物があたったり、食いしばりによるものから感じる外部刺激によるものです。

口の中に人工的な被せ物(銀歯)が入っている場合、人によっては被せ物の金属の種類によりアレルギー反応で舌が痛む場合があります。

食いしばりは舌が常に緊張した状態にあります。その状態が長く続くため、結果 舌を歯に強く押し付けてしまったりして舌を傷つけてしまうことがあります。舌の表面を見ると歯に舌を押し付けている跡が残っている事があります。

もうひとつの原因は鉄分、亜鉛、ビタミンBの不足により起こります。これらのビタミンが不足すると舌にピリピリとした痛みとなって症状が出てくる場合があります。

●鉄分を多く含む食品として…青海苔、ひじき、アサリ、など海藻系に多く含まれます。

●亜鉛を多く含む食品として…牡蠣や牛肉に多く含まれます。

●ビタミンBを多く含む食品として…ビタミンBは8種類のビタミン(ビタミンB1,B2、B6,B12・ナイアシン、パントテン酸・葉酸・ビオチン)から成り立っています。多く含む食品として、B1⇒穀類(胚芽米、玄米)、豚肉/B2⇒レバー、うなぎ、納豆、卵/B6⇒魚、肉、バナナ、ナッツ類/B12⇒レバー、牛乳/ナイアシン⇒かつお、ぶり、さばなどの魚、豆類/パントテン酸⇒卵、牛乳/葉酸はほうれん草や小松菜など緑黄色野菜/ビオチン⇒多くの食品にふくまれており腸内細菌からも作られています。

上記のような食品を積極的に摂るようにしたり、サプリメントなどで補う等の方法もあります。

また、舌の先だけに強い痛みが起こる《舌痛症》があります。舌の表面には大きな傷や異常が見られません。

さまざまな原因がありますが、鉄、亜鉛、ビタミンなどの栄養素不足のほかにも、全身疾患である貧血、糖尿病、や服用薬の影響、口の中の乾燥、また更年期によるホルモンバランス、自律神経の乱れも原因のひとつであると考えられています。