ラミネートベニアとは歯の表面にセラミックでできた薄い被せ物をはりつけて行う自費の審美回復治療です。ホワイトニングより白くすることができ（色調を選べます）セラミックを材料として作製するので長年たっても色の変色がありません。

ホワイトニングは結果が出るまでに1ヶ月ほど期間がかかりますがラミネートベニアは3回ほどの来院で作製が可能となります。

ラミネートベニアの多くは神経が生きている上の前歯に対して行われます。神経の治療をしている場合は歯の強度が弱くなっているため、土台をたて、全体を覆う被せ物を作成することが多くなります。（必ずしもラミネートベニアが不可能というわけではなく、状態によりますので担当の歯科医院で相談されてみるとよいかと思います。）また、残念ながら下の歯に対してはかみ合わせ上、行うことは難しくなります。かみ合わせたときに上の歯とあたって被せ物が割れてしまうからです。

歯の変色が気になる方、歯並びが気になる方、すきっぱが気になる方などの前歯の審美回復にお勧めです。

歯の表面をエナメル質の範囲内でごく薄く削り、歯の表面を覆うような形で作製していきます。まさに歯につけるつけ爪のようなイメージです。

ごくわずかな量ですが神経の生きている歯の表面を削るので中には作製後しみる症状が出てくる場合もあります。

また、日常生活には問題がないほどの強度はありますが、歯ぎしりや食いしばりをされる方は場合によってかみ合わせによりつけた後、被せ物が割れてくる場合もあります。

作製ご希望の方は歯科医院でしっかりと相談されてから行うことをお勧めします。