食事をする際に、甘い、しょっぱい、苦い、すっぱい、うまみ、など私たちはたくさんの味を感じることができます。
これは、味蕾といって舌や上顎の内側に食べ物の味を感じる小さな器官(味を感じるセンサー)があるからです。
人間の舌には約10000個の味蕾があるといわれています。
これは、舌の表面の拡大写真です。丸い部分が味を感じる味蕾です。
味蕾は舌の舌乳頭に存在し、味刺激を受けると大脳の味覚中枢へ信号を伝え味を感じることになります。
今まで、舌の場所によって感じる味(甘み、、苦味、酸味、塩味、うま味)が違うといわれてきましたが、最近の研究では実際は味蕾はすべての味を感じることができる事がわかってきました。
ただし、味覚を感じる刺激の強度は部位によって差があります。
味を感じる衰えもあります。
加齢、タバコ、刺激物などで起こります。また、舌の表面に舌苔で覆われてると味の刺激が味蕾に届くことができず味を感じにくくなってしまうこともあります。