口の中の内側の粘膜に幅1~2ミリほどの白い網状の模様が見られる場合があります。
時には、赤みが出てきたり、びらんができたり形状が変わってくることもあります。
これは『扁平苔癬』とよばれるもので頬の内側の粘膜や、舌、歯肉に角化した状態で現れます。
原因ははっきりはわかっておりませんが、口腔内の慢性的な刺激、喫煙などがかかわっていると考えられています。
しかし、誰にでも発症するかというと発症例は少ない状況です。中年期(40~50代)に多くみられるようです。特に女性に発症するケースが多いようです。
症状としては、痛みがない場合もありますが、中には痛みを伴うことが多く、口の中が荒れたり、違和感や出血、味覚異常、ほてりなどを感じます。
緩やかに進行していきますので痛み等がなければ経過観察で様子を見ることも多いのですが、痛みを生じる場合は歯医者さんで相談されることをお勧めします。