口腔乾燥症(ドライマウス)はご存知ですか?
唾液が出にくくなり、口が乾燥する・・・唾液の量が減ると食事をする際に障害が起こったり、発音障害、義歯の維持力低下、自浄作用の低下など多くの問題が生じてきます。
口腔乾燥症の原因は、病気などの症状として起こるもの(膠原病、糖尿病、ストレス、脱水など)と、薬の副作用によるものがあります。
治療としては原因となっている全身疾患、生活習慣や服用薬剤を改善する原因療法と、唾液分泌低下や口腔乾燥感による口腔症状の改善を行う対症療法があります。
●原因療法
①薬剤の副作用を除去・軽減
②唾液分泌改善薬(漢方薬など)
③水分補給
④人口唾液
⑤口腔のリハビリテーション
⑥生活習慣や体質の改善
●対症療法
①粘膜痛や違和感への対応(粘膜の保湿、銀歯などの補綴物の調整研磨)
②機能障害ヘの対応(粘膜の保湿)
●口腔ケア
①口腔機能障害へのケア
②構音障害へのケア
③十分な清掃と自浄作用への効果