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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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みなさんこんにちわ!

最近噛まずに飲み込む、早食いしているなと思ったことはないですか?

今日は噛むことでどんな効果があるのかお伝えしたいと思います

①食べ物の消化を助ける

食べ物を細かく噛み砕いて、唾液と混和して、飲み込みやすくします。その結果胃腸への負担が少なくなり消化吸収の働きを助けます。栄養のある食物を摂取しても、この噛むという動作をしなければ、充分に胃や腸などで消化吸収されずに通過していってしまいます。

②唾液の分泌をよくする

噛むことにより唾液の分泌が促進されます。味覚が刺激され、よく味わうことで食べ過ぎを防ぎます。唾液には、バイ菌を殺す色々な抗菌物質が含まれており、唾液分泌量が増加されると口の中の衛生状態をよくする働きもあるといわれてます。

③顎の骨の成長を促進

噛むことによって、顎の骨や周りの筋肉が強くなり顔面の正常な成長と発育を促進させます。 顎の成長が悪いと歯並びが悪くなります。子供さんで歯が重なって生えている場合は要注意です。また良く噛むことで歯肉や口腔粘膜にマッサージ作用が働き、リンパや、血流が促進され、健康を維持するのに役立っています。

④脳への刺激

脳の刺激につながるので、記憶力、集中力、さらには、運動能力などさまざまな機能の発達にも影響します。 老人のボケの防止や子供の脳の発達に良い影響を与えるといわれています。

最近は、軟らかい食べ物が多くなり咬む回数が減少してきています。一回の食事の時間と噛む回数は鎌倉時代で29分、2,650回、現代の食事では11分、620回といわれています。それだけ文明の発達とともに噛まなくても済む食文化になってきています。なので意識的に固い物を食べたり、良く噛んで食べるようにしなければ、噛む回数は少なくなってしまいます。

噛むということは健康を維持するのに、重要なことです。食事のとき飲み込む前にあと10回は噛んでから飲み込むようにしましょう!