もうすぐで今年も終わろうとしています。
お正月の準備でお餅を準備されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
お正月といえば、お餅を食べるイメージが大きいですが、なぜお餅を食べるのかご存知でしょうか。
お正月にお餅を食べる理由は実は歯とも由来しています。
平安時代から宮中でお正月に健康と長寿を祈願して行われる正月行事として『歯固めの儀』というものがありました。
お餅は神様にささげる神聖な食べ物であり、またお餅は長く延びて切れないことから長寿を願う意味がこめられているのです。
昔は正月の三が日に鏡餅、大根、瓜、押し鮎、猪肉などを食べる習慣があり新年の初めに固いものを食べて歯を丈夫にして長寿を願う、という意味がこめられているのです。
ただ、気をつけて食べないとお餅は喉につまらせてしまう可能性もあります。
お正月はお餅をのどに詰まらせてしまう事故が非常に多くなります。特に高齢者の方は要注意です。
喉に詰まらせないために…
●お餅を食べる前に喉や口の乾燥を防ぐために飲み物や、スープを飲んで口と喉を潤しておくこと、(口や喉が乾燥した状態で食べようとするとお餅がくっつきやすくなります。喉の粘膜からはがれにくくなってしまいます。)
●一口サイズに小さく切って食べること、(入れ歯や歯の本数が少ない方は咀嚼能力が十分でないためうまく噛み切れない場合があります。咀嚼能力が十分でないと食べ物を細かくして飲み込む力が少なくなるので喉で詰まってしまいやすくなります。)
●よく噛む(お餅は普段の10倍はよく噛むようにしましょう。噛むことで唾液の分泌も促されます)
とてもおいしいお餅ですが、おいしくお食事をした後は歯磨きも忘れずに!
来年もみなさんの大切な歯の健康のサポートをさこだ歯科スタッフ一同、精一杯努めていきます。どうぞよろしくお願いいたします。