妊娠期間は昔から十月十日(とつきとおか)と言われているように約10ヶ月間です。
今回は、妊娠期に合わせておなかの中で成長していく赤ちゃんの歯が作られていく過程をお話したいと思います。
●妊娠期(胎生期)…赤ちゃんの乳歯、永久歯の形成期になります。
●妊娠初期(0~3ヶ月)…赤ちゃんの乳歯の歯胚形成
●妊娠中期(4~7ヶ月)…赤ちゃんの乳歯の石灰化・永久歯(前歯)の歯胚形成
妊娠気にあわせてお母さんのおなかの中で赤ちゃんの歯はゆっくりと準備を進めていきます。妊娠中期で永久歯の準備もはじまってくるなんて驚きです。
お母さんは、生まれてくる赤ちゃんにしっかりした歯が作られるよう妊娠期はカルシウム・リン・ビタミンなど意識して摂る様にしましょう。
参考までに…
●歯の基質の土台となるもの ⇒ 良質性のたんぱく質 ⇒ 鳥手羽肉、あじ、豆腐、牛乳など
●歯の石灰化のための材料 ⇒ カルシウム・リン ⇒ 丸干しいわし、チーズ、ひじき、スキムミルク、牛乳、豚肉、牛肉、卵など
●歯のエナメル質の土台となる ⇒ ビタミンA ⇒ ほうれん草、にんじん、豚レバー、卵黄など
●歯の象牙質の土台となる ⇒ ビタミンC ⇒ ほうれん草、みかん、ピーマン、トマト、キャベツなど
●カルシウムの代謝や石灰化の調整役 ⇒ ビタミンD ⇒卵黄、バター、牛乳など
バランスよく取り入れてみましょう。