熊本で大地震が起こって1週間ほど経ちます。
平成28年熊本地震におきまして、被災された皆様には心よりお見舞いとお悔やみ申し上げます。
今回は、災害時の歯みがきをテーマにさせて頂きました。
普段は当たり前のように、朝起きたら、昼食を食べたら、寝る前と歯磨きをされると思います。
しかし、災害時は断水や物資不足により、歯磨きが出来ない環境に陥ることがあります。この歯みがきが出来ない環境が大きな病気につながる可能性があるのです。
では、歯磨きをしないことによって、どのような影響があるのでしょうか?
口は肺への入り口になります。口の中は細菌でいっぱいです。その口の中が清潔に保つことができないと、高齢の方は「誤嚥性肺炎」が起りやすくなります。
また、入れ歯の汚れを落とすことも大切です。その時の状況にもよりますが、食後には、できるだけはずして汚れをとりましょう。
では、被災地で歯ブラシがないときのお手入れ方法についてお話いたします。
歯ブラシがない場合の対処法として、食後に30mL程度の水やお茶でしっかりうがいをしましょう。
またハンカチなどを指に巻き歯を拭い、歯の汚れをとるのも効果があると言われております。
二つ目に、だ液には口の中の汚れを洗い出す働きがあります。あごの付け根=耳の真下の部分をマッサージしたり温めることで唾液の分泌を促すことができます。このようにしてなるべく口の中を清潔に保つことが大切です。
歯ブラシがない場合や水がない場合などはできることを実施して少しでも口の中を清潔に保てるようにしましょう!!