今日は口腔ケアと認知症についてご紹介します。
要介護状態になり、自分自身で歯磨きなどの口腔ケアが出来なくなってしまうと
口の中に食べかすや細菌が残ったままになってしまいます。
増えた細菌が肺に入ることが原因である(誤嚥性肺炎)になることもあり口の中が原因で全身にリスクを負ってしまうというケースは少なくありません。
口腔ケアは、誤嚥の予防だけでなく、
咀嚼し、飲み込むことで、脳の血流が良くなり
脳の病気が改善したという結果も出ています。
口腔ケアの効果のひとつとして、認知症予防があります。
歯がなく、入れ歯も使っていない人は20本以上歯がある人に比べて
認知症になるリスクが1.9倍も高くなるそうです。
噛むという行為が顎を開けたり閉じたりすることに繋がり
脳に酸素と栄養を送ることから、噛むことは脳の認知機能の低下を
予防する効果があると言われています。
おくちの中の健康を維持し、噛んで食事ができれば
認知症予防や肺炎予防にもなりますので
是非口腔ケアは積極的に取り組んで損はないと思います。
歯は一生ものです。失う前に治療・予防に努めましょう。