こんにちは(*^_^*)
今日は入れ歯安定剤を選ぶポイントをお教えします!!
入れ歯安定剤の選び方
入れ歯安定剤と言っても様々な製薬会社から様々な種類の入れ歯安定剤が販売されています。 色々な入れ歯安定剤の性質・特徴などをご紹介しますが、 入れ歯安定剤を使用するに当たってまずは歯科医師に相談する事をお勧めします。
タイプ別選択方法
入れ歯と顎の差異が大きく、がたつきが酷い場合は、クッションタイプのものを利用しましょう。 ただし、あまりにもがたつきが酷い場合は早急に医師に相談する事をお勧めします。 がたつきがあまりなく、外れないように補填したいという場合などはクリームタイプのものや、 テープタイプといったものを利用するといいでしょう。
入れ歯安定剤の特徴と種類
基本的に、入れ歯を安定させる、痛みの軽減という効果に大きな違いはありませんが、使用方法や形状で4種類に分けることができます。
1「クリームタイプ」
レジン床、金属床の入れ歯に使用できます。
症状:入れ歯のグラつきやそれによる痛みに。
(特徴)
粘着力に優れ、安定力がある。
クリーム状で柔らかく伸ばしやすい。
使用後の入れ歯についたクリームは比較的簡単に除去できる。
口の中で徐々にとけてしまう。(成分はほとんど吸収されず体外に排出されます。)
粘着性が強いため、使用後の口の中に付着したクリームの除去に時間がかかる。
2「粉末タイプ」
レジン床、金属床の入れ歯に使用できます。
症状:入れ歯のグラつきやそれによる痛みに。
(特徴)
サラサラの粉末状のため使用後の安定剤の除去がしやすい。
薄づきで均等に広がるので違和感も少なく、安定させることができます。
唾液と混ざることで粘着状へと変化するため唾液量の少ない方には不向きです。
3「シートタイプ」
レジン床、金属床の入れ歯に使用できます。
症状:入れ歯のグラつきやそれによる痛みに。
(特徴)
用途はクリームタイプ、粉末タイプとほぼ同じですが、携帯に便利です。
均等に広がらないことがあるため、噛み合わせにずれが生じる場合があります。
使用する際に水が必要となります。
4「クッションタイプ」
レジン床の入れ歯に使用できます。
症状:入れ歯のグラつきやそれによる痛みに。
(特徴)
クッション性のため入れ歯が歯ぐきにあたるときの痛みを緩和し、安定させます。
粘着タイプと比べるとべたつきが少なく、2~3日連続使用できます。
金属床に使用することができません。
粘着力が強いため、安定剤の除去が困難な場合があります。
均等に広がらない場合があり、その状態のまま使用することによって噛み合わせにずれが生じ、顎関節の異常が起こるなどの可能性があります。
連続使用をすることにより材質が悪化し粘膜に炎症が起きたりします。
入れ歯安定剤のメリット・デメリット
1メリット
入れ歯安定剤を使用することで得られる効果は、以前はできなかった物を噛み砕くことができるようになる。
口の中が小さいなどの理由から、正しい形の入れ歯を作ることができなかった人の入れ歯を安定させることができる。
つまり、噛む力の弱い高齢者の方などは、入れ歯安定剤を使用する・使用しないで、劇的に効果が変わる人も少なくありません。
2デメリット
歯科医師の中では、入れ歯安定剤の使用はお勧めしておりません。 その理由は、
入れ歯はその人の口にぴったり合うように作られている。
入れ歯安定剤の使用により、歯茎が痩せてしまう。
化学薬品を使用しているため、アレルギー反応など人体に異変をもたらす可能性がある。
つまり入れ歯安定剤を使用した時点で、すでに入れ歯と口の中が合っていないということなのです。さらに、入れ歯と歯茎の間に安定剤が入ることで歯茎に刺激が伝わりにくくなり、歯茎が痩せてしまう原因になります。
しかし、アメリカでは多くの人が入れ歯安定剤を使用していると言われており、 歯科医師が管理の下、入れ歯安定剤を薦めている例があります。 ここで重要となってくるキーワードが「医師の管理の下」ということです。つまり正しい量や使い方の指導を受け、しっかり守ることができれば、痛みや人体へのリスクも無く、 快適に使用することができるのです。