みなさんこんにちは!
歯医者さんに行くとまず「レントゲン写真を撮らせてください。」と言われたことがあるのではないでしょうか??
歯は顎の骨に埋まっている状態であるため、骨、歯の中は肉眼ではみえないため、
その内部を写すレントゲン写真は歯科の診断においてはなくてはならないものです。
歯科医院で撮影するレントゲンでは、数本の歯をフィルムに写すだけの「デンタル」という方法と、全ての歯+あごの骨全体を写す「パノラマ」、3次元の立体画像でのレベルでの診断が可能になる「CT」という方法の3種類が行われます。
レントゲン写真にはX線が使われます。エックス線とは放射線の中のひとつで、高エネルギーを持つ電磁波です。
ただし、「放射能」を持つ「放射性物質」ではありません(体内にとどまることはありません)。
ですから、ふだんのレントゲン室に放射線はありませんし、撮影後にはまわりの物質に吸収されて、あとかたもなく消え去ります。
歯科で主に使用されるレントゲンは、それぞれ放射線量は胸部や胃のX線検査で浴びる放射線量よりも少ない値です。
妊娠中は特に、被爆を心配されるかと思われますが、歯はお腹から場所が離れているのに加え、鉛のエプロンをして頂きますのでお腹の赤ちゃんが被ばくする量は限りなくゼロに近いため赤ちゃんへの被ばくの影響は全くないのに等しい事が分かっています。
地球上で1年間に浴びる自然放射線量は、日本ではおよそ2.3mSV(ミリシーベルト)です。同じ放射線量で「デンタル」は150枚以上、「パノラマ」は100枚以上撮影できることになります。
また、デジタルX線装置では従来のX線撮影での1/2~1/10の被ばく量ですみます。
安全に、精度の高い治療のためにレントゲン写真をうまく活用していきましょう