舌の唇にぷくっと小さな水ぶくれのようなものができることがあります。
この中に溜まっているものは唾液なのです。
口の中には唾液腺という唾を分泌する管があります。大唾液腺、小唾液腺とありますが、小唾液腺から出ている管が傷つくと詰まったり、もれたりして唾液が正常に分泌されず粘膜のしたに溜まってしまうことがあるそうです。
この状態の水ぶくれを≪粘液のう胞≫といいます。
主には下唇の粘膜や、頬の内側の粘膜にできるものが多いのですが、舌下にできる場合もあります。
大きさは5mm前後で半球状にぷくっと膨らんでいます。固くなったりはせず色も周りの粘膜の色と同じ色で、傷がついていない限り痛みを生じることもあまりありません。
再発を繰り返すことが多く、また10代~30代にかけて発症しやすいようです。
再発を繰り返すようなら手術で唾液腺を摘出することもあります。