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豆知識(旧ブログ)

さこだ歯科のスタッフが綴る、口腔内に関する豆知識です。
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こんにちは(^-^)

今日は歯医者の麻酔についてお話します。

まず『麻酔の種類』です。
・表面麻酔

歯茎の表面に塗り、麻酔針を刺すときの痛さを軽減させる

・浸潤(しんじゅん)麻酔

一般的な麻酔を指し、細い針を使って歯茎に麻酔薬を注入していく

・伝達麻酔

麻酔薬が効きにくい下顎の奥歯に使用する麻酔で、親知らずの抜歯の際にも用いる

次に『麻酔の効果時間』です。
浸潤麻酔を注射すると、その効果は「約2時間」といわれています。また、伝達麻酔の場合は「約3時間」です。

ただ、治療後も麻酔の効果は持続しているのです。麻酔の種類だけでなく、大人か子どもか、によっても持続時間が違ってきます。

◆大人の場合

・浸潤麻酔…治療後1~3時間程

・伝達麻酔…治療後3~6時間程(親知らずの抜歯後)

◆子どもの場合

・浸潤麻酔…治療後1~2時間程

※子どもの歯茎や骨の厚みが薄く、成人の半分以下の麻酔の量で行う

・伝達麻酔…治療後、半日程度

※骨が薄いため、大きな神経まで麻酔が効いてしまうことがあるため

そして『麻酔をした際の注意点』
◆食事

・感覚が鈍っているため、誤って唇やほっぺたを噛んでしまわないように気をつける

・熱いものが感じにくくなるため、やけどに気をつける

・小さいお子様の場合は特に気をつけ、麻酔が効いている間はなるべく食事は控える

◆運動

・激しい運動やスポーツを行うと血行が促進され、傷口からの出血が起きやすい

◆アルコール

・お酒を飲むことで体調が悪くなるということはないが、血行が促進されることで傷口から出血しやすい

◆入浴

・長い間、入浴していると傷口からの出血が起きやすいため、短時間で済ませるようにする

◆その他

・麻酔が切れ始めると、かゆみや違和感を覚えることがあるので、触ったり引っかいたりして、傷つけないように気をつける

他に…
妊娠中や授乳中の方でも受けられる

妊婦さんでも麻酔を受けることは可能です。歯医者さんで行うのは部分的に麻酔液を注入させる「局所麻酔」のため、胎児に悪影響を及ぼすことはありません。

また、胎盤や母乳を通じて麻酔が送られることもないので、麻酔を受けたあとの授乳も心配いりません。