災害時こそお口のケアが大切になります。
災害時のお口のケアは、お口の健康だけでなく全身の健康にもつながります。
水不足などでお口の中の清潔が保てない状態が続くと、お口の中の菌でも身体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
特に高齢者は「誤嚥性肺炎」のリスクが高まります。
☆歯ブラシが用意できない場合
食後に水やお茶でしっかりうがいをしましょう。
またウエットティッシュやハンカチを指に巻き付けて歯の表面の汚れをふき取ることも効果的です。
☆唾液を出す
唾液にはお口の汚れを洗い流したり、抗菌作用もあります。
トイレの不足により水分をあまり摂らないことによってお口が乾燥することもあります。
唾液を出すために、顎の下の部分を親指で押し上げるようにしてマッサージをしてあげましょう。
また、ガムを?むことも唾液を出すのに効果的です。
☆液体歯磨きの利用
液体歯磨きをお口に含み、30秒ほどかけてぶくぶくうがいをします。
歯全体に行きわたらせ吐き出したあとに、歯磨きをおこないます。
最後にうがいをする必要もないため水不足の場合でもしっかりとお口のケアができます。
入れ歯を使用されている方は、寝るときは外し、洗浄剤のない場合は流水で洗うようにしましょう。入れ歯はより汚れが付きやすいんです!
災害はいつ起こるかわからないものです。
ぜひ防災グッズのなかには家族分の歯ブラシ、入れ歯ケースを入れておきましょう!