お口の中にもカビがいるって知ってますか??
口腔カンジダ症は、口腔内に存在する常在菌”カンジダ菌”という真菌(カビ)による口腔感染症です。これは、約100種類あるカンジダに属する真菌のうち、カンジダ・アルビカンスという真菌(カビ)が起こすと言われています。その病原性は弱く、健康な場合に発症することはあまりありません。
ではどんな時に発症するのでしょう…
口腔常在菌であるカンジダ菌は、普段は他の菌とのバランスを保って増殖しないようになっています。しかし、免疫力が低下するなど体が菌に感染し易い状態になったり、常在菌間のバランスが崩れたりする(=菌交代現象:抗菌薬を使用した場合に他の常在菌が減少し、抗菌薬が効かないカンジダ菌が生き残ってしまう)と異常に増殖し、病原性を示すようになります。こうして発症するのが「口腔カンジダ症」です。