以前、一日に出るつばの量についてご紹介しました。成人で
平均1.5Lもの量が出るわけですが、今回はその唾の状態についてご紹介したいと思います。
人には自律神経があり、さらに『交感神経』、『副交感神経』がある事をご存知でしょうか。
≪交感神経とは…≫
神経が活動で気に動いている状態で、運動時や、興奮している時や、緊張している時やストレスを感じている時に働きます。
体は緊張して汗が出たり、瞳孔は開いた状態、心臓の鼓動は早くなり血圧が上がったりします。
口の中は乾いてカラカラな状態であり、さらに唾はネバネバしている状態です。
≪副交感神経とは…≫
交感神経とは逆の状態で、身体がゆっくりリラックスしている状態です。睡眠時や、食事中や、のんびり過ごしているときなどに働きます。
この状態の時は唾はサラサラとした状態です。
緊張すると口の中がネバネバする、という体験をしたことがないでしょうか。
これは交感神経が活発に働いているせいなのです。心理の状態が身体にも表れてくるのです。
緊張やストレスが続くとつばの状態に粘度がでるため口の中の菌を洗い流すことが出来なくなります。結果口臭につながっていきます。
唾をサラサラな状態にするにはストレスや緊張を溜めこまない事も大事ですが、自分なりに心理状態をコントロール出来る事が理想です。
休息の時間を設けたり、腹式呼吸で体をリラックスさせたり、他の事を考えて気を紛らわしたり…
唾がさらさらな状態だと口の中も快適な状態を保つことが出来ます。
何か緊張することがあった場合、唾がどのような状態か是非確認してみてください。