歯1本1本に入っている神経の役割
2024.10.14
みなさん、こんにちは!
歯科医師の三戸瀨です。
10月に入り、少しずつ涼しく感じる日が増えてきましたね。
雨が降る日も多く、天気のいい日との寒暖差もありますので体調管理には気をつけましょう。
さて、今回は歯の重要な組織の一つである神経について話をしていきます。
乳歯も永久歯も、前歯も奥歯も全ての歯には神経が入っています。
専門用語では歯髄とも言いますが、血管も含まれる組織です。
役割を簡単に説明すると、歯に栄養を与えています。
歯1本1本が内臓に例えられることもありますね。
虫歯が大きくなり、この神経に近づくまで穴が大きくなるとズキズキした痛みを感じます。
また、歯ぐきが痩せて歯根と呼ばれる歯の根っこが露出してくると知覚過敏の症状が出てくることがあります。
この知覚過敏も歯の中の神経が過敏になっている状態です。
痛みがあったり、知覚過敏の症状が出ている場合は少なからず神経にダメージが与えられています。
放置するのは良くないので、早めに歯医者で適切な処置をしてもらいましょう。
症状がある状態を放置してしまうと、状態次第では歯の中の神経を取り除く治療をしなければいけません。
そうなると、その歯には栄養が届かなくなるので歯の質が脆くなると言われています。
神経が残っている歯と比べると歯の寿命が短くなってしまうこともあります。
ご自身の歯で美味しく食事をとるために、歯の神経を残すということはとても重要なことです。
「これぐらい大丈夫だろう」と放置するのではなく、まずは歯医者で適切な検査、診断、処置をしてもらって、歯を残せるように定期検診に通うことをおすすめしています。
お口のことで気になることがあれは相談だけでも構いませんのでぜひ一度いらしてください。
鹿児島市高麗町 医療法人篤志会 キラメキテラス歯科
歯科医師 三戸瀨