⚠️麻酔の注意点⚠️
2025.10.21
みなさんこんにちは😃
歯科衛生士の肥後です🦷
今回は麻酔を受ける上で注意が必要な病気についてお話しします⚠️
①心疾患
高血圧や低血圧:麻酔が血圧に影響を与えることがあるため、心臓に負担をかけないように注意が必要です。
・狭心症や心筋梗塞歴:心臓に問題があると、麻酔が心臓に負担をかけ、リスクが高くなる可能性があります。
・心不全:心臓の機能が低下していると、麻酔による血液循環の変化が身体に大きな影響を与えることがあります。
②呼吸器疾患
・喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD):麻酔薬が呼吸に影響を与えることがあり、喘息の発作や呼吸困難が起こるリスクがあります。
・肺炎や肺気腫:呼吸機能が低下していると、麻酔後の回復が難しくなる場合があります。
③糖尿病
・麻酔中や手術後に血糖値の変動が起きることがあります。糖尿病がある場合、血糖の管理が重要で、低血糖や高血糖に注意が必要です。
④肝疾患
・肝臓が麻酔薬の代謝を行っているため、肝機能が低下していると麻酔薬の効果が長く続いたり、毒性が強く出たりすることがあります。
⑤腎疾患
・腎機能が低下していると、麻酔薬が体内に残りやすく、麻酔の影響が長引いたり、腎臓に負担がかかることがあります。
⑥甲状腺疾患
・甲状腺機能亢進症(バセドウ病など): 甲状腺ホルモンが過剰に分泌されている場合、麻酔中の血圧や心拍数に影響を与えることがあります。特に、交感神経系が活性化しているため、心拍数や血圧の管理が重要です。
・甲状腺機能低下症: 甲状腺ホルモンが不足していると、麻酔薬に対する反応が鈍くなることがあります。薬剤の調整や麻酔中の監視が必要です。
⑦神経疾患
・てんかんや脳卒中後の症状:神経系に異常があると、麻酔薬が予想以上に作用する場合があり、発作を引き起こすリスクがあります。
⑧アレルギーや薬剤過敏症
・麻酔薬に対してアレルギー反応を示すことがあるため、過去にアレルギー反応を示したことがある薬剤があれば、必ず医師に伝えましょう。
麻酔を受ける前に、これらの病歴や現在の健康状態について詳しく医師に伝えることが非常に重要です⚠️
問診票も大事ですが、積極的に医師に伝えましょう!
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 肥後