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【健康を守るために】歯周病と咬合の関係【早期受診を】

2025.05.14

歯周病は、単なる歯ぐきの病気ではありません。歯を支える骨が溶け、最終的には歯を失う原因になるだけでなく、全身の健康にも深く関わります。特に最近の研究では、糖尿病や心疾患、認知症との関連も明らかになってきました。だからこそ、単なる「お口の問題」と見過ごしてはいけません。

久しぶりに歯科受診される患者さんで多いのが「何年も歯ぐきが腫れていたけれど、痛みがないからと放置していた」という方です。精密検査を行うと、奥歯の骨が大きく失われており、かみ合わせも崩れ、残念ながら多くの抜歯が必要になってしまうという状況は毎日のように目にします。そして「もっと早く来ればよかった」という言葉を皆さん口にされます。

治療や予防の鍵となるのが、「炎症のコントロール」と「咬合(かみ合わせ)の安定」です。どれほど丁寧に歯を磨いても、かみ合わせが悪ければ歯周組織に過剰な力がかかり、炎症が慢性化しやすくなります。つまり、炎症と力、この2つを適切に管理することが、歯の寿命を延ばすことにつながり、さらには健康寿命を延ばすことにつながるのです。そういう面でも矯正治療や被せものの治療は重要になってきます。

「まだ痛みはないから大丈夫」と思っていても、歯周病は静かに痛みなく進行します。定期的な歯科受診で、咬合や歯ぐきの状態をチェックすることが何より重要です。歯を守ることは、あなたの人生そのものを守ることに直結しています。

あなたの歯とあなたの未来を守るために、ぜひ一度さこだ歯科にご相談ください。

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科医師 渡邉

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渡邉 泰 篤志会さこだ歯科 副理事長
  • 長崎大学歯学部卒業
  • 長崎大学病院臨床研修医
  • 2018年4月医療法人さこだ歯科医院入社
  • 2021年4月医療法人篤志会さこだ歯科 副理事長
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