あなたの知らない「唾液の世界」
2021.09.22
こんにちは。さこだ歯科で歯科助手をしている竹内です。
今月のブログのテーマは「唾液」です。
歯科助手として働くようになってから口に関する勉強をはじめ、毎日新しい知識や発見があってとても充実しています。
唾液についてはブログの執筆のために調べてみましたが、意外とたくさんの役割があることを知りました。
あまり知られていない「唾液の世界」をご紹介します。
まずは主な役割を紹介します。
①自浄作用
歯や歯間に付着した食べかすやプラーク(歯垢)を洗い流す。②抗菌作用
抗菌作用をもつ成分が口の中の細菌の増殖を抑える。③pH緩衝作用
飲食により酸性に傾いた口内のpHを中和させ虫歯を防ぐ。④再石灰化作用
飲食により溶けかかった歯の表面を修復し虫歯を防ぐ。⑤消化作用
酵素アミラーゼがデンプンを分解し消化しやすくする。⑥粘膜保護・潤滑作用
粘性のあるムチンが粘膜を保護し、発声をスムーズにする。⑦溶解・凝集作用
味を感じさせ、噛み砕いたり飲み込んだりしやすい塊にする。⑧粘膜修復作用
上皮成長因子と神経成長因子が傷を治す。
こんなにたくさんの役割があるなんて知りませんでした。
また唾液の量が減ってしまうと口の中が乾燥してしまって、その結果、飲み込みづらくなったり、口臭が強くなったりするそうです。
唾液の減る要因も加齢やストレスなどの生活要因だけに限らず、糖尿病や放射線治療などもその一因と考えられているそうです。
「そう言えば・・・唾液が減ってるかも。」と思い当たった方におすすめなのが、唾液の分泌量を増やす「唾液腺マッサージ」です。
当院歯科衛生士のブログにマッサージの方法が書いてありますので、以下のページをご参考に実践してみてください。
最後に、唾液は1日に1.5リットル程出ていると言われています。
私自身歯の治療をした際にだ液が多く分泌されていると言われたことがありますが、それはとてもいい事だったので安心しました。
唾液の働きについて知ることで唾液はすごい!と思うことができるのではないでしょうか。
人間の体は本当に凄いですね。