えっ!あなたのお口にも菌は沢山いるんですよ!?
2021.07.10
初めまして、放射線技師の上村です。突然ですが、あなたのお口の中には細菌がどれくらいの量存在しているか、ご存知でしょうか。
実は、1mgあたりに1億匹もの細菌がいると言われています。これは糞便よりも多い量なんです。驚きましたか?
ところが、細菌がいることは悪いことばかりでも無いんです。細菌と聞くと悪いイメージが湧いてしまう方が多いと思いますが、今いる細菌が新しい細菌の増殖を防いでくれているんです。腸内細菌のビフィズス菌のようなものですね。
ただ、細菌はどこまでいっても細菌ですから、歯磨きをせずに放っておくと、どんどん酸を出したり、歯の表面を特殊な膜で覆ってしまったりします。これが長く続いてしまうと歯が溶けてきてしまうわけです。
もちろん、歯ブラシやフロスで歯磨きをすれば虫歯になりにくくなります。でも0%ではありません。なぜなら、口の中には沢山の細菌が常にいるので、ちょっと磨いたくらいじゃ、なかなか数は減りません。そもそも、普通の歯磨きでは取れない汚れも多いんです。
では、そういう汚れはどうすれば良いのか。答えは一つ、歯科医院でプロに取ってもらう、です。歯の表面をポリッシングブラシという特殊なブラシで磨いたり、歯と歯茎のすき間(歯周ポケット)の歯石を取ったりします。痛みは無く、検査中に眠ってしまう人もいるくらいです。これを3ヶ月に1回から半年に1回の頻度で行うのが良いとされています。誰しも食事は毎日摂ります。一度綺麗にしても気付けば汚れは溜まっているのです。
この一連の話を読んだあなた、良い機会だと思って、近くの歯科医院に予約をしてください。あなたの歯の輝きを再び取り戻しましょう!