みなさんこんにちは。
歯科衛生士の田原です。
インプラントって聞いたことありますか?
インプラントは、虫歯などで歯がなくなったところに治療するものです。
通常の歯の構造としては、歯根とよばれる歯の根っこが、歯茎の中に埋まっていて、歯根の周りには、歯槽骨とよばれる骨があり、歯根を支えています。
インプラントは、歯根の代わりに、人工の金属の根っこを使います。
丈夫な歯槽骨に、人工の根っこを埋め込んで、それから歯の頭を作っていき、歯が出来上がります。
見た目は、通常の歯と変わりがないくらい自然な感じです。
お食事の感じも、通常の歯と変わりがないくらい、心地よい噛みごごちが得られます。
処置の期間としては、根っこを入れてから骨にくっつくまでの期間がかかったり、外科処置になりますので、歯茎の治り具合によりますが、半年ほどで歯が入ります。
歯が無い期間が4か月から半年ほどはかかります。
歯磨き方法は、通常の歯と変わらず歯ブラシを使って磨きます。
ただ、インプラントも歯周病になります。せっかくきれいな治療を受けたのに、また歯を失うことになってはもったいないです。
歯周病対策のためには歯間ブラシの使用をおすすめしています。
歯間ブラシは、歯の大きさや、歯と歯の隙間によってサイズが変わりますので、ぜひ歯科衛生士にきいてみてください。
さこだ歯科で行っているインプラント治療は、京セラ製の最新のインプラント材料を使っています。
CT撮影のための機械を導入しており、3Dで根っこ幅や長さを決めることができ、治療計画は念入りに行います。
またインプラント専用のオペルームがあり、オペルームでは常に滅菌した空気内で処置を行いますので、治療中は安心して行えます。
また治療後のフォローとしては、10年保証がついております。
何かインプラントのトラブルがあるときは、保証期間内で再治療ができますので、安心して治療できると思います。
インプラント治療は、月にもよりますが、一日に2件ほどあり、一か月で少なくとも50件はあります。
インプラント治療はそれほど珍しい治療ではありません。
歯を失ってしまった治療としては一番質が良くて長持ちする治療です。
保険外で高額治療になり、選べない方もいるとは思いますが、歯の為にはもっともよい選択ではあるのです。
最後に、歯がなくなってしまった場合のリスクについてです。
歯がなくなってしまったら、そのままにしてはいけません。
なぜなら、歯がないことで、周りの歯がその負担を背負ってしまうからです。
周りの歯に過剰な力がかかれば、動いてきて、歯が傾きます。
また噛み合わせの反対側の歯も動いてきて、下におちたり、上にあがったりします。
さらには、右と左のバランスが取れなくなることで、顎の痛みにつながったり食事の質や生活の質が落ちます。
たった歯が1本ないだけと思うかもしれないですが、長い目でみると将来、損するんです。
歯を失わないようにするためには、定期的に歯医者に通って、虫歯にならないようにクリーニングしたり、また自分の歯磨きの状態がまちがっていないかどうかプロにみてもらう必要があります。