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さこだ歯科の歯科衛生士はカメラマンでレーサーでパイロットである

2022.12.06

こんにちは、さこだ歯科の衛生士です。

 

私は歯科衛生士になり、この仕事を続けて20年以上になります。

最初は矯正専門の歯科医院に勤めていて、口腔内写真の取り込みを担当していました。

矯正は口腔内の写真をよく撮るので毎日たくさんの写真を見ていました。

ここ数十年の世界もそうですが、歯科医療の現場でも一番の技術革新を感じるのは写真、もしくはカメラに関する諸々です。

昔話になりますが、私が就職したての頃は口腔内写真を撮るにはまず口腔内を撮る専用のカメラが必要で、

一眼レフの高価なカメラに専用のリングストロボを装着していました。

それだけで重量は1キロ近くになりますし、そのストロボも数十万する高価なものでした。

ストロボにはコンセントがあったので機動性も悪かったです。

ただそれだけで写真は撮れません。画像を焼き付けるフィルムが必要で、それも700円くらいしたと思います。

重いカメラで一球入魂で写真を撮り、それでもまだ写真を見る事はできません。

フィルムを写真屋さんに持って行って現像をお願いしないといけません。

(私はこのフィルムを持って行く役目だったんですが、よくサボってフラフラしていました。いい時代ですね)

しかも持って行ってすぐ写真が出来上がるわけではなく、一週間弱待たないといけないんです。

その頃の写真は具体的にお金がかかっていたので、そうそう無駄な撮影はできませんでした。

そこで出来上がった写真を見てみると、画像が切れていたり歯列が斜めになっていたり「あちゃー」となる事も多かったです。

携帯で連写で撮ってベストショットを使う世代には信じられない話だと思います。

今では携帯に装着して口腔内写真を撮影できるストロボやレンズもあるので、

バンバン写真を撮っていらない写真は捨ててができるのですごい時代になったなーと思います。

 

とはいえ通常の診療で「あ、ここ写真で撮って説明したいな」と思った時、大半の歯科医院ではカメラを探しに行かないといけなかったり、

撮影したらデータをパソコンに取り込んでからでないとモニターで確認できなかったりで、まだまだ結構手間なので、撮りたいなと思っても躊躇してしまう事が多いと思います。

ここでさこだ歯科の自慢話になります。

さこだ歯科は口腔内写真を撮るカメラが歯科の診療台に付いているライトに内蔵されているんです。

さこだ歯科には診療台が31台あるので、カメラが31個あるという事なんです。

カメラの取り合いになる事もないし、すぐ撮影できて目の前のモニターでそのまま確認できます。

鏡で自分の口の中を見るのとは違って、自分の口腔内写真を見るのは全く印象が違うのでぜひ興味を持って見てみてください。

あとこれは全くの余談なんですが、カメラが内蔵されているライトはF1のレーシングカーのハンドルに似ていて

歯列の平行をとるためにライトのハンドルを振るとレーシングカーを運転している気分になりますし、

下から煽って撮影しようとカメラをぐっと下に倒すとトップガン マーヴェリックでF18戦闘機で谷底の標的に向かって急降下している時のマーヴェリックの気分になります。

おそらく私だけだと思いますが。

ぜひみなさんもそんな格好いい感じでお口の写真を撮られにいらしてください。お待ちしています。

 

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