むし歯の進行度
2024.01.11
新年明けましておめでとうございます🎍
今年もよろしくお願いいたします🙇🏻
2024年最初のブログのテーマは「むし歯について」です😈
むし歯といっても初期のむし歯から重度のむし歯まで進行度によって様々なステージがあり、各ステージにより症状や治療法が異なります。
今回はそれぞれのむし歯の進行度についてお話します🦷
進行度① Co
初期の虫歯です。歯の一番表層のエナメル質が少し溶かされて、斑点状または帯状に白や茶色に濁ったりします。また裂溝と言われる噛み合わせの面の溝が、茶色くなることもあります。
この段階では痛みなどの症状はほとんどありません。
毎日のセルフケアを頑張れば改善する可能性があるため削ったり、積極的な治療はせずにフッ素塗布などで様子を見ます。
進行度② C1
歯の表面にあるエナメル質のみが溶かされ穴が開いた状態です。この段階ではむし歯がエナメル質にとどまっているため痛みはほとんどありませんが、通常はむし歯を削って詰め物をして治療します。
進行度③ C2
エナメル質の下の層の象牙質までむし歯が進行した状態です。この段階になるとむし歯の症状が出てきます。症状としては冷たいものや甘いものがしみるなどがあります。
むし歯が神経の近くまで深くなると、ズキズキした痛みが出ることがあります。
通常はむし歯が広がっている部分を削って、樹脂や金属の詰め物をして治療しますが、神経近くまでむし歯が進行している場合は神経を抜くこともあります。
進行度④ C3
むし歯が神経まで進行した状態です。
この段階では神経が炎症を起こし、歯髄炎と言われる状態になるのでズキズキした痛みが出てきます。
神経が死んでしまって根っこの内部や先端に膿がたまることもあります。
通常神経を抜いた後、歯の根っこの内部(神経が入っていたところ)の治療を何度か行い、最終的には被せ物をつけます。
進行度⑤ C4
むし歯が進行し、歯の根っこしか残っていないような状態です。
この段階では神経はすでに死んでしまっていて、根っこの部分もむし歯が進行しているため歯を残すことが困難になります。
通常は抜歯して、ブリッジ、入れ歯、インプラント等の治療を行います。
むし歯治療で詰め物や被せ物をした歯は、詰め物や被せ物の劣化により、むし歯の再発率が高まり歯の寿命が短くなってしまいます。
また、進行度が上がるほど歯を残せる可能性は低くなってしまいます。
健康な歯を保つためには、定期検診に行き虫歯の早期発見をすることが重要になります!
もし今気になる症状があるかたは、早めに歯医者さんに行ってみてください☺️!
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 米山