むし歯の過程
2022.07.06
皆さんこんにちは!
歯科技工士の吉満です。今回はむし歯についてのお話しをさせていただきます。
一口にむし歯と言っても、進行の度合いにより症状や治療方法が大きく異なってきます。
「虫歯の進行・主な治療方法」
CO(初期のむし歯)
・歯の表面のエナメル質が溶け始め、白く濁っている常態
・痛みはなし
⚪︎適切なブラッシング、フッ素塗布などでの治療
C1(エナメル質のむし歯)
・歯の表面のエナメル質がさらに溶け、黒くなっている状態
・痛みはなし
⚪︎むし歯の部分を削り、歯科用レジンで埋める
⚪︎むし歯の部分を削り、インレーという被せ物をする
C2(象牙質のむし歯)
・エナメル質の内側にある象牙質までむし歯が進行した状態
・冷たいものや甘いものがしみるようになり、時々痛みがある
⚪︎むし歯の部分を削りインレーを被せる
C3(神経まで達したむし歯)
・神経までむし歯が進行した状態
・熱いものがしみるようになる
・何もしていない状態でも痛みがある
⚪︎歯の神経を取り除き中を消毒した後、クラウンという被せ物を被せる
C4(歯根まで達したむし歯)
・歯の大部分が溶けてなくなり、歯根までむし歯が進行した状態
・神経が死に、痛みがない
(歯根部に膿が溜まると再び痛むこともある)
⚪︎抜歯後、入れ歯やブリッジまたはインプラントなどで歯の機能の回復を図る
このように虫歯は段階的に進行をしていきます。
気になる方は早めの検診をおすすめします!