オーラルフレイル?お口の健康が全身の健康を左右するって本当?
2024.12.07
歯科衛生士 砂坂です。
「オーラルフレイル」という言葉、聞いたことありますか?
これは、加齢とともに口の機能が低下し、食べることや話すことが困難になる状態のこと。具体的には、
* 噛む力が弱くなる
* 舌の動きが悪くなる
* 唾液が減る
などが挙げられます。
なぜオーラルフレイルが問題なの?
オーラルフレイルは、単に食べ物が食べにくくなるだけではありません。
* 栄養不足:しっかり噛んで食べることができず、栄養が十分に摂れない状態に。
* 誤嚥のリスク増加:飲み込む力が弱まり、誤って気管に食物が入ってしまうリスクが高まります。
* QOLの低下:会話が楽しめなくなったり、食事の楽しみが減ったりと、生活の質が低下します。
* 全身の健康への影響:低栄養や誤嚥は、肺炎や寝たきりなど、より深刻な状態につながる可能性も。
オーラルフレイルを予防するには?
オーラルフレイルは、早めの対策が大切です。
* よく噛んで食べる:硬いものや繊維質のものを意識して食べることで、顎の筋肉を鍛えられます。
* 口腔ケアを習慣化する:歯磨きだけでなく、舌の清掃や口腔体操も効果的です。
* 定期的な歯科検診:歯周病などの口腔内の病気は、オーラルフレイルを加速させる可能性があります。
* バランスの取れた食事:栄養不足を防ぐため、様々な種類の食品をバランスよく摂りましょう。
まとめ
オーラルフレイルは、高齢者だけでなく、若い人でも起こりうる問題です。
日頃から、お口の健康に気を配り、オーラルフレイルを予防しましょう。
鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 砂坂