Blog

ダイエッター新宅 ~爆美女になるまでの物語~

2024.04.16

遡ること去年の8月。私は人生最大の危機を感じていた。健康診断が近づく中、ふと体重計に乗ってみよう!と思い立った。普段は全く乗らないしなんなら埃かぶっているくらい忘れかけていた存在だったがその日は違った。

ホコリをぬぐい電源がつくか確認をした。モニターは明るく自身の身長、前回測った時の体重が表示された。過去に測ったのは3年前。できる限り身軽な格好をし呼吸を整え体重計に足を乗せた。瞑っていた目を開けてモニターを見る。そこに写っていた数様は異様な数を出していた。なんだこの数値は…。今まで見たこともない…。人生で最大の体重だった。故障しているのではないか?と思いもう一度測ってみたが変わりはない。夢を見ているようだった。足元がふらつき私はベットに横になった。そうすると思い当たる節がたくさん思い浮かんだ。確かに最近、階段を登る際に息切れするのが早い、小さな段差に躓く、不摂生な食事…。原因はたくさんある。健康診断まで1週間しかない中、いかに誤魔化し切れるまで数値を下げるか考えた。小さな脳みそで考え出した結果が食事量を極端に減らす、だった。もうそれしかない。私は1週間死ぬ気で食事量を減らした。毎日食べていたアイスをなくし米の摂取量を1合まで減らした。

そして1週間後、健康診断を迎えた。同僚が体重をみて一喜一憂している中、私は絶望の淵にいた。1週間の努力は成果を見せておらず自宅で測った体重から全く変化がなかったのだ。そして体脂肪率を見て私は絶句した。体の半分近くが脂肪なのだ。なんという事だ…私はここまで成長していたのか…つくづく太るポテンシャルがある女だな…と思った。問診を取ってくれたお医者様からは「痩せてください」と言われた。そらそうだ。これじゃ病気になる。そんなこと分かりきっている。

私は本気でダイエットをすると決めた。長生きのため、ではないが今が1番人生で楽しい時。その時期を太ったままの状態で終わらせたくない。自身で行うダイエットはあまり上手くいかない、ということは過去と現在の結果でわかっていたのですぐにジムに入会した。

運動は好きではなかったのだが痩せるためだと思うとなぜか体が動いた。やってみると意外と楽しいし気持ちがいい、やり遂げた達成感がある。人生で初めてプロテインも飲んでみた。最初は美味しさを感じられなかったが色々な味を試してみながら自分に合ったプロテインを見つけることができ食事管理も徹底して行った。不摂生だが自分が好きな食べ物を好きなだけ食べられていたあの時からPFCバランスを考えた食事内容に変えるのは大変だった。だが人間は慣れていく生き物。私も少しずつ慣れていった。

そうしながら数ヶ月がすぎ体重も体脂肪も減少を見せてきた。人生最大体重からマイナス10㌔を達成、体脂肪もマイナス8%ほどになった。見た目に関しては自分ではあまり変化を感じていないが他の人から見たら痩せたらしい。ただ痩せたいという願望からボディメイクを楽しみたいという気持ちが芽生えた。

そう、私は爆美女を目指して筋トレを続ける女。将来の私は綺麗になっている。今はまだその序章にすぎない。私の人生の物語は始まったばかりなのだ…

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
歯科衛生士 新宅

RELATED

関連記事

スタッフブログ記事一覧