メンテナンスでつるつるのきれいな歯に
2022.01.05
ごはんやおやつを食べた後に歯磨きをしないでいると、舌で歯を触ったときに「ぬるぬる」する感じがしたことはありませんか?
実はそれ、「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の塊でできています。
台所の三角コーナーやお風呂場の排水溝のあの「ぬるぬる」と同じです。
バイオフィルムはぬるぬるするので、放置しておくとさらにお口の中の細菌が付着しやすく、虫歯や歯周病に影響してきます。
しかし、セルフケアでは落とせません。
そこで、歯科医院で専門の機会を使ったメインテナンスが必要になります。
バイオフィルムは約2~3か月たつと再び付着してしまいます。
そこで、1~3か月ごとにメインテナンスをすることで
お口の中の細菌を減らし、かつ、セルフケアと併用することで、菌の少ない口腔内を維持できます。
お口の細菌が少ないと、虫歯、口臭、歯周病の予防、歯周病から関連する、全身疾患の予防につなげられます。
メインテナンスの内容は、主訴の確認、口腔内に変化がないかチェックし、セルフケアがどれくらいできているかチェックします。
その後、超音波スケーラーで歯石を除去して、ポリッシングブラシで表面を磨いて歯面を滑沢にします。
さらにフロスや歯間ブラシを使って、細かい所の細菌をとっていきます。
歯科医院でせっかくきれいにしても磨き残しがついてしまうと、歯茎の腫れや虫歯や歯周病につながってしまうので、
ご自身でのセルフケアを続けることが大切です。
歯は一生使います。
歯を一本でも失うと、おいしくお食事ができなくなったり、食べられるものが限られてきます。
体の健康にも影響するので、歯が残ってるうちから、定期的にメインテナンスをして、80歳で20本以上歯を残せるようにしましょう!