健康の機能水 ”唾液” を出そう
2021.09.01
酸っぱいものを見たり想像するだけで、じわーっと溢れ出てくる唾液ですが、何かと汚いもの扱いされやすいです。
でも実は、唾液はIgA抗体などを含み、身体の免疫機能にも深く関係していて、健康維持に欠かせない大切な存在なのです。
健康な大人なら1日1リットル以上出るという唾液も、加齢やストレス、不規則な生活、
薬の副作用、喫煙などにより、分泌量が少なくなってしまうことがあります。
これが症状として現れると口腔乾燥症、ドライマウスとも呼ばれます。
唾液が少なくなると、お口の中の自浄作用が効かなくなり、虫歯や歯周病、口臭、口内炎など、
いろいろなトラブルが起こりがちになります。
また、唾液が少ないと、飲み込みにくくなり、嚥下障害にも関わります。
唾液腺で血液から作り出される唾液の分泌量を増やすには、まずは水分をしっかりと取ることが大切です。
それから、食事の際に噛めば噛むほど唾液腺が刺激されて、唾液が分泌されやすくなります。
噛む回数の増える食品を選んで食べたり、キシリトール入りのガムを噛むことも有効です。
逆に、虫歯で痛い歯があったり、歯周病で歯肉が腫れたり歯が揺らいだりで、
噛めない、噛みにくい状態があると唾液の量も少なくなりがちです。
しっかり噛み、唾液を分泌し、飲み込む。
この一連の流れのため、そして免疫機能の維持のためにも、お口の健康を維持したり、より噛めるように歯の治療をすることも大切です。