入れ歯って何のために付けるの?
2022.02.25
こんにちは、放射線技師の上村です。
去年の10月に、歯がない部分を補う方法には主に3つあると言ったのを覚えていますか?
まだお読みでない方は、まずはコチラをどうぞ。
その時はインプラントについて説明しましたが、今回は二つ目の方法である入れ歯についてお話しします。
おそらく、誰かしら入れ歯を付けているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
オーソドックスなものとしては保険適応の金属の固定具が付いたものや、目立ちにくいプラスチック製の保険適応外ものだったり、種類はいくつかあります。
まずメリットは入れ歯を使うことで、歯がない状態と比べると格段にご飯を食べやすくなります。
噛む面積が増えるので効率よく咀嚼することができます。
また、向かい合った歯が歯茎から少しずつ出てきてしまうのを防ぐこともできます。
それに歯がないままだと、噛み合わせる時に周囲の歯の負担も増えてしまいます。
それが長い間続いてしまうと痛みが出てきたり、場合によってはグラグラしたりすることもあります。
どちらにせよ、歯そのものの耐久年数もかなり短くなります。
歯というのは消耗品なんです。
ただ、もちろんデメリットもあります。
入れ歯という名の通り付け外しができるのですが、その分お手入れが増えてしまいます。
本体を歯ブラシなどで優しく洗うのに加え、夜寝る際は、専用の洗浄液に浸しておく必要があります。
常に口内に入っているので、どうしても不衛生になりがちです。
清潔さを保つためにも可能なら毎食後、歯磨きと同じように入れ歯も洗うのをお勧めします。
普段の歯磨きに追加のお手入れが増えてしまうので、毎日継続できるか自分と相談しながら選びましょう。
また、「インプラントは値段が…」という方は、入れ歯を検討されても良いのではないでしょうか。