唾液の働きとは?!
2021.09.15
こんにちは!歯科衛生士の太田です。
今回は唾液についてお話していきたいと思います。
みなさん、唾液にはいろいろな作用があることを知っていますか?お口の中を潤すのはもちろん、他にもたくさんの作用があるのです。
唾液の働きは?
消化作用:食べ物を噛めば噛むほど唾液は出てきますが、その唾液が炭水化物の消化を助けてくれます。
湿潤・保護作用:お口の中を潤すことによって乾燥を防いでくれるので、傷ができにくくなります。
自浄作用:食事した後の食べかすや歯垢を洗い流してくれます。
抗菌作用:お口の中の細菌が身体の中に入っていくのを防ぎます。また、お口の中の菌をコントロールします。
緩衝作用:食事した後、酸性(虫歯になりやすい環境)から中性(虫歯に強い環境)に戻してくれます。
再石灰化作用:要観察歯(虫歯になりかけているところ)は表面が白くなるのですが、その状態を元に戻そうとする働きがあります。
虫歯になってしまうともう元の状態には戻りません。
唾液が減ってしまうと?
- 虫歯になりやすくなる
- 歯周病になりやすくなる
- 口臭の原因になる
- 口内炎ができやすくなる
このように唾液が減ってしまうと様々な症状が出てきます。
唾液を増やすためには?
日常生活で唾液が少ないなと感じたら、増やす必要があります。
それにはいくつか方法があります。
- 食事の時によく噛んで食べる。
- ガムを噛む。
- 水分補給をこまめに行う。
- 唾液腺マッサージを行う。
- 舌訓練を行う。
などです。このように、唾液にはとても重要な役割がたくさんあるので、お口の中を乾燥させないようにしていきましょう。