噛むのって大切!
2022.02.18
みなさん、こんにちは!
歯科医師の薗田です。
みなさん、入れ歯ってご存知でしょうか?
歯がないところに入れて食べ物を噛めるようにするものです。
別にそれがなくても「歯が残ってるところで噛めばいいじゃないか?」と思った方もいるのではないでしょうか。
実は入れ歯は単純に噛むだけの役割を果たすものじゃないのです!
もしも入れ歯を入れなかったらどうなるかというと、もともと失った歯が受けていた力を残った歯が受けることになり、負担が大きくなり歯がぐらぐらしたきたり、傾いたりして歯の寿命を短くするだけではなく、歯がないところから空気が抜けてしゃべりづらくなったり、延びた歯が反対側の歯茎に当たってそこを傷つけることも起こり得てしまいます。
それを防ぐためにも歯を失ってしまったところには治療の一つとして、入れ歯を作ることはとても大切なのです。
また、「噛める」ということはその刺激によって自分の骨にある細胞を元気にしてしっかりとした骨などを維持し、頬や唇が落ち込んだりすることも防いだりしてくれます。
また噛むことにより先々認知症になるリスクが減るとも言われています。
ですから入れ歯を用いて噛むということは、自分の体に様々なメリットをもたらしてくれるのです!
また、入れ歯の種類も様々です。
まず、プラスチックや金属のフックがある保険適用の入れ歯があり、これだと経済的な負担も軽く作ることができます。しかし、金属のフックが目立つのが嫌だ!という方もいるかと思います。
そんな方には自費診療になるのですが、ノンクラスプデンチャーと呼ばれるものがあります。
これは金属のフックにあたる部分も歯茎の色に似たプラスチックで作ることができるので、見た目が保険適用のものより目立ちづらくなります。
見た目が気になる方はぜひ検討してみてください!