大人に向けての準備をしましょう!
2023.05.15
みなさんこんにちは!
歯科医師の小石です。今回は小児歯科についてお話しさせて頂きます。
子供の歯(乳歯)は上下左右合わせて20本あります。それが小中学生の時期に少しずつ生え変わり、大人の歯(永久歯)になっていきます。
子供の歯は確かに将来的には抜けてしまい新しい大人の歯が出てくるわけですが、この子供の歯もしっかり綺麗に保つことが実は重要です。
子供の歯の役割としてまずはご飯を食べることがあります。
これは大人の歯にも共通することですが、子供の時期は成長にも関わる大切な時期です。
この時期に歯の痛みで、食べられなかったり、歯が欠けて十分に噛まなかったりすると栄養が偏り子供の成長に影響することもあります。
次は歯並びです。子供の歯の役割の中に大人の歯がしっかり生えてくるためのスペース確保という意味合いがあります。
虫歯などにより予定よりも早い時期に虫歯になったりするとスペースが確保できなくなり将来的にガタガタな歯並びになってしまう事があります。
このような形で、子供の歯が大人の歯に与える影響はかなり大きいです。
子供はなかなか自発的に歯医者に行こう!とは言いません。だからこそ、お父様、お母様が大事なお子さんのお口のことにもしっかり関心を持ち管理してあげるのが大事になります。
未来あるお子さんのためにも定期的な歯科検診をお勧めいたします!