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妊娠中のむし歯?治療?

2021.07.03

こんにちは☀️歯科医師の武田です。

よく、妊娠中でもむし歯の治療はできるんですか?とご質問していただくことがあります。その答えは、YESです!

いわゆる安定期に入っていれば簡単な治療や処置は行えます。

麻酔やレントゲンの胎児への影響を心配される方も多いのですが、歯科治療で用いる局所麻酔薬は、胎児や母乳への影響はほとんどないと言われており、歯科医院で撮影するレントゲンも、私たちが普段浴びている自然放射線量と比べるとごくわずかです。照射位置も腹部から離れており、さらに鉛製の防護エプロンも着けていただきますので、最低限であれば安心して撮影していただけます。

妊婦さんはつわりなどにより食べ物の嗜好の変わったり、歯磨きが難しくなったりして口腔環境が変化しむし歯になりやすい状態にあります。むし歯になっていても、痛みがなく気付かないこともあります。生まれたての赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌はいません。お母さんのキスや口移しでむし歯菌が赤ちゃんに移ることもあります。

妊娠後期になると、診療中に横になることで仰臥位性低血圧症候群が起き、急激な血圧低下を起こしてしまうこともあるため、安定期に入り、つわりが落ち着いた頃に歯科検診の受診をお勧めします!

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