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我が子の歯がなかなか生えてこなくて心配… 小児歯科

2022.06.01

歯科医師の柴田です。

永久歯がなかなか生えてこないから診てほしいと、我が子を心配して来院される親御さんが多くいらっしゃいます。
私にも小学生の息子がいますが、6歳臼歯と呼ばれる奥歯の永久歯が生えたのが9歳になってから。
歯科医師であっても心配してしまうのですから、親御さんたちが心配するお気持ちは非常によくわかります。

心配なときはどうすればいいか。
お口全体のレントゲンを撮りましょう。
もちろんさこだ歯科にあるレントゲン機器でお子さんの撮影ができますので、顎の骨の中で作られてきている永久歯もくっきりわかります。

レントゲン撮影をしてみると、なかには永久歯が生まれつき無いお子さんもいらっしゃいます。
先天性欠如と言います。
現代人は古代人に比べて顎が小さくなっているので、親知らずも入れて計28本の歯が現代人の顎の大きさにとっては多すぎると考えると、余分だと思われる歯が退化して生えてこないのは、人類的には進化していると言えるかもしれません。
先天性欠如の永久歯があった患者さんは、人類的には進化してますよ、と言っても、実際はなかなか喜んでもらえませんが…

永久歯がない部分をどうするかを真剣に考えなくてはなりません。
歯列矯正をして永久歯が無い部分のスペースを閉じるのか、将来的にインプラントや義歯で補うのか。
いろいろお話ができると思います。

ご自身や、お子さんのお口の中のことで心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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柴田 直哉 篤志会さこだ歯科 副理事長
  • 九州大学歯学部卒業
  • 2002年4月医療法人緑和会 入社
  • 2011年10月アルパーク歯科・矯正歯科 入社
  • 2016年4月医療法人さこだ歯科医院 入社
  • 2021年4月医療法人篤志会さこだ歯科 副理事長
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