Blog

本題よりも前置きが長くなりつつある今日この頃

2023.11.21

こんにちは、診療放射線技師の上村です。

突然ですが、「オランダの涙」という名前を耳にしたことはありますか?

「ルパートの滴」なんていうカッコいい別名も持つこの物質は、高温で溶かしたガラスを冷水に落とすことで作ることができ、尻尾がとても長いオタマジャクシのような形をしています。

この「ルパートの滴」には2つの大きな特徴があります。オタマジャクシの頭の部分は非常に硬く、カナヅチで叩いたり、銃弾で撃っても壊すことはできません。しかし、長い尻尾の一部でも折れると、とても硬いはずの頭部分を含めた全体が爆発するかのように粉々になります。

この例からも分かるように、どんなに頑丈に見えるものでも弱点があります。私にも、人に言われたくないこと、されたくないこと沢山あります。人間関係では特に、その弱点に注意して友達付き合いをしましょうね。

今回は口腔粘膜疾患についてお話ししましょう。といっても、私は歯科医師ではないので軽いお話しかできませんが。

口腔内は粘膜で覆われています。舌や頬、歯肉などがあり、通常はなだらかで痛みとは無縁です。しかし、様々な原因で変色したり痛みが出たり、凹凸ができたりすることがあります。

これらを総称して口腔粘膜疾患と呼びます。

良性と悪性に分けられているものの、良性から悪性に変化するものもあるため注意が必要です。例の一つに白板症という疾患があります。舌や頬粘膜によく見られる、白斑状のざらざらした病変です。こすっても取ることはできません。

白板症は舌に出来たものが特に悪性化する可能性が高いと言われており、そのことから前癌病変なんて言われたりもします。

当院ではORALOOK(オーラルック)と呼ばれる、口腔粘膜疾患の鑑別に使える機材を導入しています。100%判別できるものではありませんが、もし気になる症状がある場合は一度相談をしていただけたらと思います。

鹿児島市中央町 医療法人篤志会 さこだ歯科
診療放射線技師 上村

RELATED

関連記事

スタッフブログ記事一覧