検査って必要(・・?
2022.11.28
こんにちは✨
さこだ歯科往診部の松原です。
歯医者に行くと、はじめにお口の中の状態確認で様々な検査をした事があるかと思います。
例えば、歯茎の検査です。
『歯が痛くてきたのに何で歯茎の検査をするのかなぁ(´Д`)』なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、歯茎の検査を行う事で治療計画をしっかりたてる事が出来たり、隠れたトラブルを見つける事ができたりします。
お口の中のトラブルには、自覚症状がないまま進行するものもあります。
実は、歯周病がそれにあたります。
初期の段階では、歯肉炎と呼び歯茎に炎症が起こるものの痛みなどの自覚症状はほとんどありません。
これが進行すると歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)が深くなり、そこに細菌が入り込んでしまい、
歯茎の深い部分へも炎症が広がり、やがて、歯を支えている骨にも影響を与えてしまいます。
歯周病が進行すると歯茎が炎症を起こすだけでなく、口臭や歯が抜けてしまう原因となる事があります。
さらに、歯周病は細菌の出す毒素が血管などを通し全身にめぐるため、全身の病気にも影響を及ぼす可能性があります。
この歯周病の進行度合いを検査で調べる事で、現状を知りより正確な治療計画をたてる事だけでなく、
自覚症状が出にくい病気を発見し治療したり、進行予防を行ったりすることが可能です。
例として歯茎の検査と歯周病について書きましたが、
他の検査についても同様に、歯医者で行う検査はそれぞれに行う意味があり、とても大切なものです。