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歯がなくなったところはどうしたらいいの?

2021.10.13

そういえば昔歯を抜いてそのままだけど大丈夫かな?

虫歯がひどくて歯を抜かなくちゃいけなくなった。

歯が一本足りないと言われたことがある。

歯周病で自然に抜けてしまった。

 

歯が足りていないのには、色んな原因があります。

でも、そもそも自分の歯の本数は足りているのかどうかも分からない、といった方もいるかと思います。

 

まず、歯の本数ですが、親知らずや智歯と呼ばれる8番目の歯まで入れて32本あります。

そして、骨や歯茎に埋まっていて見えないけど存在している歯や、過剰に存在する歯、生まれた時からできてこなかった歯、大人になっても乳歯がそのまま残っているなど、抜いたり抜けたりを除いてもその数は人によって変化します。

日本人は顎が小さく、親知らずがまっすぐ生えてこない人も多いので、7番目の歯までが噛み合うようになっていれば問題ありません。

 

失われた歯は元に戻すことができないので、なにかしら補ってやる必要があります。

そのままでも今まで問題なかったよー、という方。

横の歯が斜めになっていたり、なくなった歯と上下反対の歯が出っ張ってきたりはしていませんか?

矯正治療が歯を動かして並べることからも分かる通り、歯は動くものです。

そして、本来とは異なる方向に力が加わることで、残っている歯に対しての負担も大きくなってしまいます。

なので、お口の中の状態を悪化させないためにも、失われた歯の部分にはなにか補ってやった方がいいのです。

 

失われた歯を補うには、入れ歯(義歯)、架け歯(ブリッジ)、歯の移植、インプラント、といった方法があります。

全て説明するとかなりのボリュームになるので、今回はインプラントに絞ってお話しします。

 

インプラントとはなにか。

それは、骨にスクリューを打ち込んで、人工の歯の根っこを作る治療です。

もちろん、人工の根っこの上には人工の歯がくるので、まさしく失われた歯を再度作るといったイメージですね。

インプラント治療を行うには、必要とされる骨の量や歯茎の状態、噛み合う歯までの距離など、いくつかの条件があります。

これに関しては、実際に診てみたり、C Tを撮ったりしなければ分かりませんので、検討されている方には歯科医院での受診をおすすめします。

 

注意点としては、インプラントと骨がくっつくまでに時間を要するため、半年〜一年程度の治療期間になること、国が定めた保険治療外であるため高額になること、などが挙げられます。

病院に行く時、保険証を忘れたら全額自己負担になって高いなー、と思ったことはありませんか?

日本の医療保険では最大で3割の負担で済むため、全額負担の時には約3倍の支払いになります。

保険治療内の時に保険証を忘れた場合は後日返金される仕組みになっています。

ですが、保険治療外の場合は高いなーと思う金額そのままで、返却されることはありません。

ただし、医療費控除の対象にはなりますので、給与所得のある人は一度調べてみてはいかがでしょうか。

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