歯と全身の健康はつながっている!?
2023.01.17
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
改めまして歯科医師の正國です。
今回は、歯と全身との関係について話していこうと思います。
みなさん虫歯や歯周病が全身の病気に関係しているって知っていましたか?
みなさんが思っているよりも歯ってすごく大事なんです。
まず虫歯や歯周病によって歯がどんどん抜けていって治療しない場合、だんだん硬い物が食べにくくなってきます。
そうすると軟らかい物ばかり食べるようになって栄養に偏りがでます。
それがずっと続くと栄養不足になりどんどん身体が弱ってしまい、病気がちになったり、寝たきりになったりします。
これは高齢になるとだんだん現れてくるようになります。
また、虫歯や歯周病は全身の病気にも影響を与えると言われています。
例えば糖尿病の方は歯周病が悪化しやすかったり、歯周病が悪化すると糖尿病も悪化することがあるようです。
また虫歯や歯周病の菌が血管に入ると、他の臓器に影響を与えることがあります。
有名どころでいうと心臓は聞いたことがある方もいるかもしれません。
歯周病や虫歯の菌が血管にのって心臓にいくと、心臓病になるリスクがあるのです。
すでに心臓の手術をされている方は特に影響を受けやすい可能性があります。
全身の病気がある方は歯科治療も全身に影響がある可能性もありますので必ず治療を受ける前に先生や衛生士に伝えるようにしてください。
もちろん我々も事前に問診などで把握するようにしていますので問診の際は病気や手術の経験があることを忘れずに書くようにお願いします。